『沈黙のWebマーケティング』は漫画形式で書かれていて、ストーリーに沿って進んでいきます。
そのため初心者でもWebマーケティングについてわかりやすく学ぶことができます。
また漫画形式で書かれた後、各章ごとに詳しく解説がされているため事前知識がなくても理解することができるようになっています。
こんな人におすすめ
・SEOについて学びたい人
・Webマーケティングに興味のある人
・Webサイトづくりの本質を知りたい人
ブログを読んでもらうためには、誰が見てもわかりやすいコンテンツを作り、さらにGoogleで検索された時に上位表示してもらう必要があります。
Googleで上位表示されるためには質の良い記事を書くだけではなく、コンテンツ以外の部分の対策も重要になってきます。
本書を読むことで初心者の人でもこれらのことをわかりやすく学ぶことができます。
Table of Contents
ストーリー
ある無名オーダー家具メーカーが悪質なIT企業に騙されるところから物語が始まります。
そして悪質IT企業のせいで家具メーカーのサイトはGoogleで上位表示されなくなり困っているところにボーン・片桐が現れます。
家具メーカーのサイトを復活させるために、ボーン・片桐は家具メーカーのWebコンサルティングをしていきます。
実はボーン・片桐と悪質IT企業との間には因縁がありその戦いも次第に激しくなっていき・・・。
このような流れでストーリーが進んでいきます。
沈黙のWebマーケティング 要約
現在のSEOの潮流を押さえること
まずSEO(検索エンジン最適化)とはGoogleなどで検索された時に、あなたのサイトを上位表示させるための対策のことを言います。
上位表示させるためにはまずあなたのサイトをGoogleに「インデックス(知ってもらう)」してもらう必要があります。
インデックスしてもらう方法の1つにGoogleが無料で提供している「サーチコンソール」というツールを使うことができます。
サーチコンソールにサイトを登録し、インデックスして欲しいURLを送信するなど他にもいくつかの方法が用意されています。
このツールはサイトをインデックスする時以外にもSEO対策には必須となってくるので登録しておくことをおすすめします。
またSEOの基本は検索エンジンのガイドラインに沿ったサイトを作ることです。
もしガイドラインに違反したサイトを作ってしまうと、Googleからペナルティを受け、順位が大幅に下がる原因になってしまいます。
本書でGoogleのガイドラインについて詳しく記載されているので確認しておくようにしましょう。
Webデザインの本質は”言葉”
サイトを作る時、読者はこのサイトに「なに」を求めてくるのかを意識しないといけないです。
多くのユーザは疑問を解決するためにあなたのサイトを訪れてきているはずです。
なのにあなたのサイトがデザインにばっかり凝っていて肝心な中身がイマイチだったり、コンテンツが見にくいサイトになってしまってはもともこもありません。
また、読者が「どんな環境」でサイトを閲覧するのかも意識しないといけないです。
最近ではアクセスの半分以上がスマートフォンからの流入というサイトが多くなっています。
これらをまとめると次の2つのことが大切だと言えます。
・コンテンツファースト
・スマートフォンファースト
サイトを作る時にPCとスマートフォンでどのように見えているのかを意識するようにしましょう。
SNSに露出拠点を作る
もしあなたがとても優れたコンテンツを作ったとしても、誰にも見られなかったら意味がないですよね。
多くの人に見てもらうためにはSNSを使うことが効果的です。
特にTwitterの運用がおすすめです。
Twitterを運用する際に重要になるのが「フォロワー数」です。
フォロワー数を増やすには特に次の2つの方法が効果的です。
1、他のTwitterユーザーのコンテンツの露出・拡大を手伝う
2、他のTwitterユーザーに対して有益な情報を発信する
特にまず始めは1をやることをおすすめします。
多くのユーザーは自分の発信するコンテンツを評価して欲しいを思っています。
なのでそのニーズに応えるためまずは「聞き役」に回りリプなどを送ってあげましょう。
そうすることで相手にあなたのことが認知され、フォーローしてもらえる可能性が高くなります。
これは「辺報性の原理」を利用したもので、「人は何かしらの施しを受けた時に、お返しをしなければ気が済まない」という心理になります。
このほかにも本書にTwitter運用についても詳しく書かれています。
僕もTwitterを運用することによって、記事へのアクセス数を増やすことに成功しました。
Twitterをやっていることで自分のことを多くの人に認知してもらえるだけでなく、他の人の情報もたくさん知ることができます。
なので情報発信だけでなく、情報収集の場としても使うことができるためもまだTwitterのアカウントを持っていない人は開設しておきましょう。
まとめ
この本を読むことで、Webマーケティングの本質について学ぶことができました。
これからWebマーケティングの勉強を始める方や、ブログやサイトの運営をするといった方には入門書として最適です。
また実用的なことも書かれていて、すぐに実践でも役立てることができる内容になっています。
ブログ運営にとって必読書とまでは言い難いものの、初心者にとっては役立つ情報ばかりなので是非参考にしてみてはいかがでしょうか。